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ピラティスとは??
ピラティスとは考案者であるジョセフ・ピラティスの名前を付けたエクササイズです。
ピラティスがどんな経緯でなんの為に考案され、どのような用途で行われていたのか
まずはその歴史のお話です。
ピラティスの歴史
ピラティスは、ドイツ人看護師だったジョセフ・ピラティス氏によって開発されました。
1881年頃にドイツに生まれたピラティスは、幼少の頃は身体が弱く、喘息やリウマチ熱などの病気に何度も悩まされていました。
そんな病弱な自分鍛えるためにピラティスは座禅・体操・武術・ボクシング・ヨガ・座禅などで身体を鍛えました。
そしてジョセフ氏はこれらのエクササイズをふまえた上で効果的な要素を取り入れた独自のピラティスというエクサ サイズを作り上げました。
ピラティスは第一次世界大戦の負傷兵へ使われていた。
看護師であったピラティス氏第一次世界大戦時、従軍看護士として負傷兵にリハビリを行っていました。負傷兵に対し、いかに体に負担がかからないように回復させるかが重要となりました。
このリハビリはベットに寝たままの姿勢で、筋肉が固まらないように手足のエクササイズや背骨のストレッチ、体の奥の筋肉の強 化をしながら運動不足を解消するというものでした。
このときに出来たエクササイズが後のマットピラティスのもととなったのです。
ニューヨークのピラティススタジオ
1926年頃、ピラティス氏はドイツからアメリカに渡り、自分の考案したエクササイズを広めるためにニューヨークにスタジオを開きました。
徐々にスタジオ に通っていたダンサーや俳優の間で話題となり、ピラティスのうわさは人々に広がっていき、スポーツ選手やセレブなどもスタジオに通うようになりました。
1967年にピラティスが亡くなった後は、ピラティスのスタジオに入門していた弟子たちの手によってピラティスは広められることとなりました。
2000年にアメリカをはじめとする欧米で広く知られることとなります。現在のアメリカでは、ヨーガと並び、アメリカの三大 フィットネスの1つに数えられるほど人気のフィットネスになりました。それが、日本に伝わり、日本の若い女性を中心に沸々と人気が高まっています。2016年現在では美しい姿勢とスタイルをつくり出すと韓国でのピラティスブームも起きています。
世界中のスポーツ選手や芸能人、セレブや美しさを求める女性、一部の医療関係者の間で、ピラティスは広く知られるようになりました。
ピラティスはリハビリとしても注目を集めている
近代の医療の大きなテーマである、病気や怪我を予防することを目的とする予防医学の立場からもピラティスは大きな注目を集めています。最近では実際 の医療の現場でも取入れられています。
しかし、このピラティスは何でも治せるエクササイズではありません。怪我や故障の状態によっては、怪我や故障の 状態によっては余計に体の状況を悪化させてしまう可能性も含んでいます。
その方にあったエクササイズ方法や評価が必要となります。
ピラティスをリハビリとして行うときには、必ず自分の担当の医師、もしくはピラティス専門のインストラクターと相談してから行うようにしてください。
ピラティスはもともと負傷兵のリハビリを想定して考案されたものでしたが、現在で、そのダイエットの効果が注目されています。美しく健康的な身体を目指すダイエットが注目されている中で、ピラティスは女性のエクササイズとして注目されています。
このピラティスは体を鍛えることで基礎代謝を高め、太りにくい身体を作ることが出来ます。また、コア(身体の中心を支える部分=インナーマッスル)を強化する事で、日本人には特に多い悪姿勢(猫背等)を改善し、女性らしく美しい姿勢を目指すことができます。女性に限らず姿勢の良い引き締まった体はとても魅力的です。
スポーツ選手も注目するピラティス
ピラティスは、スポーツでの運動能力向上に対しても良い評価を受けています。特に、野球やゴルフ、テニスのような軸を安定させながらのスイング(回転)動作を伴うもの で実際にその効果が発揮されています。コア(体の中心)を鍛えることが出来るので体の軸がぶれにくくなり、回転が安定するためといわれてい ます。
ピラティス氏からのメッセージ
ピラティスは10回やれば違いを感じ、
20回やれば違いが目に見え、
30回やればまったく違う体に生まれ変わるでしょう。