痛みや懲りが強くでる【トリガーポイント】とは??

トリガーポイントとは??

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トリガーポイントとは、発痛点とも言い、痛みやこりがもっとも強い部位のことを言います。 このトリガーポイントが痛みという症状の引き金にもなりえるとされています。

また、トリガーポイントは神経の走行とは関係のない所に痛みを感じるため、神経痛ではなく「関連痛」と呼ばれています。

神経障害によって起きる症状は【痛み症状】だけとは限らず、異常感覚や神経麻痺症状が起こるかもしれません。

しかし純粋に末梢への痛みだけが訴えられ、更に病院で原因不明と診断され、長年の痛みから解放されず苦しまれている方等のケースでは、関連痛が大いに考えられます。

関連痛はこうしてできる

 

①筋肉に過負荷を与える

・筋トレなどで同じ動きを何度もくり返す

・長時間のデスクワークで同じ姿勢を継続する

・悪姿勢により同じ箇所に負担をかけ続ける

②筋繊維の損傷

・筋原繊維や周囲の結合組織に微細な損傷を引きおこすこと。(打撲や肉離れとは異なり血管に損傷を伴うということはない)

・筋節の過伸展によって引き起こされどこかに損傷が生じていること。(興奮収縮連関)

③筋拘縮

・関節包外の軟部組織が原因で関節可動域に制限がかかること。

④血行障害

筋の拘縮により、 血管の壁が硬くなったり、血管が細くなったり詰まることで血液の流れに障害が生じ流れが滞ってしまうこと。

血液の流れが滞ると、細胞へ酸素や栄養素が行きにくくなってしまう。

⑤老廃物蓄積

痛みの元となる物質(ブラジキニン、淡白分解酵素)が放出され、痛みを感じるようになる。

 

トリガーポイントが原因と考えられる症状

◆病院でレントゲンやMRIなどの画像検査を受けたが異常なし、原因不明と言われた

◆腰や肩、背中の慢性痛に悩んでいる

◆痛みのある場所にしこりのようなものができている

◆鈍い、重だるいといった症状がある

◆痛みが起きる箇所が時によってバラバラだ

◆痛みのある部分を揉みほぐしてもすぐに痛みがぶり返す、それどころか翌日痛みが増す

◆痛みのある箇所を強く押すと他の箇所にひびく

トリガーポイント例

これらはよくあるトリガーポイントの例です▼▼▼

①腸腰筋

腸腰筋の故障の箇所(一番右の図)とそれによる発症する痛みの出るエリア(赤色部分)を描いたものです。

トリガーポイントが右図の腸腰筋にできた場合は背中側の腰の筋肉(腰方形筋)の際で感じます。

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①腰方筋

そして腰方形筋(一番左の図)にできたトリガーポイントはさらにお尻周辺(小殿筋領域)へと痛みを飛ばします。

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こうして、関連痛が関連痛を呼ぶ連鎖によって体のどこが原因で痛みが発症しているのかが混乱してしまいます。

UPLIFEGALLERYではトリガーポイントが発生しやすい場所をもとに筋肉の付着部、異なる筋肉同士が癒着(筋膜)しやすい部分、姿勢により負担がかかりやすい部分またしこりができている場所などをもとに手技を行い、痛みの根本からアプローチいていきます。

 

 

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